会員になったので、イベントに参加してみた。具体的にどのようなイベントだったかを書くと身バレする可能性があるため、イベントの内容ではなく、参加してみた印象を書く。
話してみた限り、会員が特別知的だという印象はなく、大半はごく普通の人たちだった。学歴も高卒、専門卒、MARCH、旧帝大クラスとさまざまで、学生、フリーター、正社員と、職業や立場もバラバラだった。おそらく、MENSAでなくても、何らかの仕事やコミュニティに属していれば出会うような人たちだと思う。
私はアウトドア系の社会人サークルにも所属しているが、そちらのほうが優秀な人が多いと感じる。実際、比較的偏差値の高い大学の出身者が多く、年収の高い仕事に就いていたり、裕福だったりする人も多い。こうした違いは、どのような嗜好を持つ人が集まるコミュニティなのかによって、かなり変わってくるのだと思う。例えば、サークルではないが、私が所属している猟友会には低学歴の人が多い。
興味深かったのは、MARCHや旧帝大クラスの大学を卒業し、家庭を持って安定した仕事に就いている人ほど、MENSAの会員であることを控えめに話す一方、低学歴の人やフリーターほど、MENSAの会員であることを誇っているように見えたことだ。MENSAの会員であることにすがりついているかのようだった。
会員ではない人がいる場でも、大きな声で自分がMENSAの会員だと主張する人がいて、見ていて恥ずかしかった。MENSAの知名度がそれほど高くないからいいものの、もし自分が道端でそういう人を見かけたら、痛い人だと思う。
その人は、WAISの検査結果が驚くほど高かったらしい。実際、数値上はすごいのだろう。しかし、それが実生活での成果や能力に結びついているようには見えなかった。自分のことを話したい、自慢したいという気持ちが強いように感じた。その人には発達障害の傾向があるのではないかと思ったし、ほかにも発達障害のある人が複数いた。そもそも、日常生活で特に困りごとがなければ、WAISを受ける機会自体があまりないのではないか。そう考えると、発達障害の傾向などを背景に検査を受け、その結果として高いスコアが出たことをきっかけにMENSAへ入会した人は多いだろう。
実際に中に入ってみると、世間で言われているような知的集団という印象は受けなかった。もちろん、優秀な人もいる。しかし、優秀な人に出会いたいのであれば、MENSAよりも東京大学や京都大学に進学したほうが、そうした人と多く知り合えるだろう。ENSAに入会できたことによって、自分は特別な人間なのだと思いたい人も、決して少なくないように感じた。
今後もさまざまな活動に参加してみるつもりで、趣味や嗜好の合う人と出会えればいいと思っている。ただ、少なくとも今回の印象を踏まえると、当初自分が期待していた目的には、あまり向いていないコミュニティなのかもしれない。